【お客様事例】McIntosh MX406S+HD-DAC1

今回は、McIntosh MX406Sをホームオーディオであるmarantz HD-DAC1へ接続した事例をご紹介いたします。

今回の事例では、MX406Sのプリアウトの出力レベルとHD-DAC1の入力レベルに大きな隔たりがあったため、専用の減衰器付コードをご用意、納品させて頂いた例となっております。

S様より、McIntosh MX406S(以降MX406S)をLE802に組込み、USB-DAC機能にヘッドホンアンプをパッケージングしたmarantz社製 HD-DAC1(以降HD-DAC1)と接続してヘッドホンでMX406Sの音楽を鑑賞されたい、またあわせてMX406SのLE802組込みも弊社にて対応頂きたいとのご要望を頂きました。

 

MX406Sにはデジタル出力がないため、下図のようにHD-DAC1とはアナログ信号での接続になります。

ところが、HD-DAC1のAUDIO IN(アナログ入力)を確認したところ、一般的なホームオーディオのAUX INやLINE INと異なり、スマートホンなどのボリューム付ポータブル機器との接続を前提にした「小さな信号を入力する端子」になっており、MX406Sのプリアウトと、HD-DAC1のAUDIO INの信号レベルには10倍以上の開きがありました。

つまり、MX406Sプリアウト出力をそのままHD-DAC1のAUDIO INに接続してしまうと、「MX406Sの音量をかなり絞らなければならない」ことがわかりました。

オーディオ機器では一般的に、かなり音量を絞った状態ではSN比が悪化する傾向があります(音に対してノイズが増加してしまう)。前述のようにボリュームをかなり絞った状態でご使用頂いた場合、MX406Sがもつ本来の性能を生かし切れないことになりかねません。

もっと詳しく
HD-DAC1のアナログ入力であるAUDIO INは、ポータブルオーディオ機器のヘッドホン出力に合わせてあるため、一般的なアナログ入力に比べてたいへん高感度に設計されており、定格入力は200mVrms(rmsは実効値)となっています。
一方、MX406Sの定格出力は3000mVrmsですから、このままではHD-DAC1に対して過大な信号となる可能性があり、大きな音量の信号が入ったときには音が割れてしまうことになります。

一般的に、オーディオ装置での定格出力や定格入力は、その装置で最大の音量が確保できるときの信号レベルを表していると考えてよろしいので、前段装置の定格出力と次段装置の定格入力が一致したとき、システム全体が音割れすることなく、最大定格で運転されることになります。

幸い、MX406Sには音量ツマミがついていますから、これを使ってずっと絞ってしまえば、出力レベルの問題は一応解決できます。MX406Sの音量ツマミの可変範囲、時計の位置として7:30~16:30に見立てて出力を実測すると、ツマミが10:00くらいになったときに200mVrmsが出力されるようです(右図)。

しかしながらMX406Sにとって、この運転状態は決して感心できるものではありません。なぜならば、オーディオ機器では一般的には音量を絞った状態ではSN比(雑音の比率)が悪化してしまうからです。
走行中の車内に比べて、家庭の室内はずっと静かですから、SN比の悪さはすぐに気になってしまうことでしょう。せっかくの銘機をそのような状態で使うのは申しわけないことだと思います。

 

そこで、MX406Sの音量をあまり絞らなくても良くなるよう、接続ケーブルの途中に減衰器(アッテネータ:ATT)を挿入することにしました。

もちろん、この減衰器で雑音を発生させては本末転倒なので、ここには抵抗器だけからなる減衰回路(能動素子を含まない)を製作し、ケーブル途中に挿入することにいたしました(左図)。

組込みサービスのため、S様よりお送り頂いたMX406S到着後、簡単な動作確認を行わせて頂き、LE802に組込んだ上で、製作した減衰器付ケーブル(写真)を接続、期待通りの減衰特性が出ているか確認を致しました。

コードの途中、膨らんでいるところに「減衰器」が入っています。減衰器には静電シールドを施し、プラスチックケースに収納しています。このケーブルの電気的な特性を測定すると、可聴帯域(10Hz~20kHz)において減衰率がフラットとなっており、MX406Sの音質を損なうことなく伝達可能であることが確認できました。

最後にLE802に組込んだMX406Sに、減衰器付コードを取付けた状態で、納品させて頂きました。

 

納入後S様より、ご自宅で稼働中のお写真をいただきました。
HD-DAC1にお気に入りのヘッドホンを接続し、音楽をお楽しみいただいているそうです。

ところで、今回のシステム構成はDAコンバータのアナログ入力機能を利用して、更にヘッドホン出力を利用するということで、一見非主流的な使用方法ではないかと思われがちです。しかしながら、HD-DAC1に搭載されているアナログ回路、特にヘッドホンアンプに至ってはたいへん高性能なアンプのようです。

有名なホームオーディオ機器であっても、意外とヘッドホン出力についてはおまけ的な機能として付属していることが多いのですが、HD-DAC1では専用のヘッドホン出力回路が搭載されています。このような性能に着目してシステムを構築されたS様の技量に敬服いたします。

S様、お写真をお送りいただき、ありがとうございました。「部屋で楽しむカーオーディオ」を存分にご堪能いただけましたら幸甚です。

最後に弊社にて納品前の動作確認の際、撮影したMX406Sの動画を掲載いたしました。
あわせてご覧下さい(写真をクリックすると別ウィンドウが開きます)。

【お客様事例】MUSEE MA502、Nakamichi CD700 II他

■はじめに

今回はカーオーディオ用パワーアンプをご自宅で使用する事例についてご紹介致します

既に弊社製品LE802をご購入頂いているお客様から、カーオーディオ用パワーアンプ、MUSEE MA502を自宅でご使用になるため、弊社大容量ACアダプター P-12V210の見積依頼を頂きました

早速、弊社にてMUSEE MA502、及びLE802に組込まれているNakamichi社製 CD700 IIとの配線方法等を確認させて頂いた上で、お見積をご回答させて頂きました

ここで少し パワーアンプ MUSEE MA502(以降MA502)について簡単にご説明します
MUSEE MA502は、ビートソニック社製のカーオーディオ用真空管ハイブリッド2chパワーアンプです。ビートソニック社ウェブサイトにて、MA502の消費電力は無負荷時1.5A、定格出力時13Aとなっており、12V21A出力可能なP-12V210で余裕を持って動作できることが確認できました。なお、MA502は、2chアンプですので、カーオーディオデッキのフロント、またはリア側プリアウトとの接続になります

■接続方法

右図は、納品時に同梱させて頂いた接続説明書中の接続図です(抜粋)。右図にてMA502を中心に接続方法についてご説明します

はじめにMA502の電源についてです
MA502への電源供給は、P-12V210から行います。MA502の消費電流はヘッドユニットに比べて大きいため、ヘッドユニット用の電源コードよりも太い電線(5.5sq)を使用しています

次にLE802に組込んだCD700IIとMA502を連動させるリモートコードについてです
CD700IIから出ているリモートコードと、MA502のREMOTE端子を接続します。これにより、CD700IIを組込んだLE802フロントパネルの「オン/スタンバイスイッチ」を「オン」にするとMA502も立ち上がり、「スタンバイ」にするとMA502も「スタンバイ」になるようになります
CD700II側のリモート端子はぎぼし端子、MA502側は端子台になっておりますので、ぎぼし端子とY端子がついた接続用コードをご用意させて頂きました

最後に共通アースコードについてです
LE802に組込んだCD700IIは、LE802付属ACアダプターから電源を供給し、MA502はP-12V210から電源を供給します
このように異なる電源から電力を供給する場合は、アース(グランド)をあわせる必要があります。このアースをあわせるコードが共通アースコードです
共通アースコードの接続場所は、LE802側がカーオーディオを固定する金具、MA502側が端子台の「-端子」になりますので、丸端子(LE802側)とY端子(MA502側)を付けたコードをご用意させて頂きました

これらコードと、21AタイプACアダプター、接続説明書を同梱して納品させて頂きました

なお、音声信号の接続は、先に述べた通り、MA502は2chアンプですので、CD700IIのフロント、あるいはリアプリアウトと、アンプの入力端子をRCAコードで接続することになります

■最後に

後日お客様より、お写真をお送り頂きました
Nakamichi社製 CDデッキのCD700 IIに、同社製カセットデッキTD1000、パワーアンプとしてMUSEE MA502、そして、さりげなくYAMAHA製 Bluetoothワイヤレスレシーバーが置かれていました(写真左 LE802上)
CD、カセットの再生だけでなく、Bluetoothオーディオに対応したオーディオ機器でも楽しめる構成になっておりました

U様、事例掲載のご快諾、またお写真をお送り頂き、誠にありがとうございました

 

【お客様事例】スズキ純正カーオーディオ

■はじめに

お客様よりお手持ちの「スズキジムニー純正のカーオーディオ」を部屋で使用したい。コードの接続等、弊社にて対応頂きたいとのご要望を頂きました。

今回の事例では、DK101を用いて、スズキジムニー純正カーオーディオを自宅で使う方法と、お送り頂いたカーオーディオを配線した状態で納品させて頂く「接続サービス」についてご紹介いたします

上写真はお預かりしたスズキ純正カーオーディオ(以降純正カーオーディオ)に、電源付配線キットDK101-Aを接続し、動作確認をしている様子です
スズキ純正カーオーディオ 型番:39101-72J2X-CZB

■純正カーオーディオを自宅で使うために

純正カーオーディオでは、市販カーオーディオに付属する「電源コード」がなく、カーオーディオ本体背面に「コネクタのメス」が用意されているだけです。このため、そのままではカーオーディオに電源を供給したり、スピーカーと接続することができません

そこで、市販されている「逆カプラ」(逆ハーネス、ステレオ変換コネクタとも言われています)を使用して、背面から各種コードを出し、配線できるようにします
右写真は、純正カーオーディオに、逆カプラー(黄枠部分)を接続し、DK101付属のスピーカー端子とON/STANDBYスイッチを接続したものです

ご参考:逆カプラ

逆カプラーは、カーメーカーだけでなく、同じカーメーカーでも、カーオーディオの機種によって、形状やピン数が異なります。たとえば、スズキ車の場合、カーオーディオによって「20ピンのコネクタ」で接続するものと、「12ピンコネクタ」で接続するものがあります
逆カプラーを選ぶ場合は、「必ずお手持ちのカーオーディオにあったもの」をお選び下さい。
なお、外車の純正カーオーディオについても、当該カーオーディオの「逆カプラー」を入手できれば、自宅で純正カーオーディオお楽しみ頂くことが可能です

■逆カプラーを用いた接続

お客様よりお送り頂いた純正カーオーディオの背面を確認すると、スズキ車用の20ピンコネクタであることがわかりました。
そこで、スズキ車用20ピンの逆カプラーを調達し、配線を行いました。

写真はお預かりした純正カーオーディオに逆カプラー、DK101を接続、動作確認時に撮影したものです

はじめに、純正カーオーディオに逆カプラーを接続します。そして、逆カプラーから出ているぎぼし端子付きコードに、DK101付属 ON/STANDBYスイッチ付電源コードと、フロント/リア用のスピーカー端子を接続していきます(配線の際は必ずACアダプターを抜いて行います)

● ON/STANDBYスイッチ付電源コードの接続

スイッチ付電源コードには、赤、黄、黒コードが出ています
これら赤、黄コードは、逆カプラーの赤、黄コードに色を合わせて接続します。赤、黄コードの接続はぎぼし端子ですので、奥までしっかり差し込むだけです
黒コードは、逆カプラーの黒コードとともに、DK101に付属しているネジを使って、純正カーオーディオ本体に共締めします。今回は純正カーオーディオ本体左側面後ろ側で止めました

○スイッチ付電源コード

赤:アクセサリー、黄:BATT、黒:アース

●スピーカー端子の接続

フロント/リアのスピーカー端子は、スイッチ付電源コードと同じ要領で、付属スピーカー端子と逆カプラーの同じ色のコードを接続していきます。
接続するコードは白、灰、緑、紫、各2本ずつ、全部で8本です(補足をご覧下さい)。コードの接続は、ぎぼし端子を奥までしっかり差し込むだけです

○スピーカー端子

白:フロント左スピーカー(+/-)、灰:フロント右スピーカー(+/-)
緑:リア左スピーカー(+/-)、  紫:リア右スピーカー(+/-)

【補足:スピーカーコードについて】

スピーカーコードはフロントの右、左と、リアの右、左があり、それぞれに「+」コードと「-」コードがあります。フロント右/左、リア右/左毎に色に分かれており、「-」コードには、その色に黒のストライプが入っています。例えば、フロント左の「-」コードは白に黒ストライプが入っているコードです
なお、「+」コードと「-」コードでついているぎぼし端子のオス-メスが異なりますので、間違えて接続することはありません

●その他コードの接続

今回、上記以外に接続したコードとして、純正カーオーディオのボタンバックライトを点灯させるため、逆カプラーから出ているイルミネーションコード(橙白)とDK101付属スイッチ付電源コードの赤を接続ししています。

具体的には、右図のように、ぎぼし端子がついた分岐コードを作成し、分岐したコードの一方を逆カプラーの橙白に接続しました。
これにより、DK101のスイッチをONにすると、ボタンのバックライトも同時に点灯するようになります

■動作確認と納品

これら配線を終えた後、弊社所有スピーカーをDK101の「スピーカー端子」に接続、配線に誤りがないことを確認した上で、ACアダプターを接続して、スイッチをON、CD再生や音質調整など正常に動作することを確認いたしました。
そして、お預かりした純正カーオーディオとDK101の配線した状態で梱包、納品させて頂きました。

■お客様より

先日、お客様よりご使用になられている純正カーオーディオの写真をお送り頂きました
非常に美しい音がして最高の聞き心地とのことで、もう一組スピーカーを接続してお楽しみ頂くご予定とのことです

K様、事例掲載へのご快諾、またご使用になられているお写真をお送り頂きありがとうございました。自宅で楽しむカーオーディオライフを満喫頂ければと思います

 

■接続サービスについて

最後に、弊社「接続サービス」をご紹介させて頂きます

接続サービスは、LE802の組込みサービス同様、お手持ちの市販カーオーディオや純正カーオーディオを弊社までお送り頂き、DK101、DK235を接続した上で、納品させて頂くサービスです

今回のご依頼は、純正カーオーディオとの接続でしたので、お客様にご相談、ご了承頂いた上で、弊社にて逆カプラを代理購入させて頂きました。そして、お送り頂いたカーオーディオに逆カプラー、DK101を接続、動作確認を行った上で、配線したままの状態で納品させて頂きました
納品の際には、簡単な接続説明書を添付させて頂きました(右図 説明書の抜粋)

※お客様にて逆カプラーをご購入、送付頂いても結構です
※スピーカーとスピーカー端子の接続と、ACアダプターの接続はお客様にて接続頂きました

■事例

他にも解説やお客様ご使用事例がございます。是非ご覧下さい

カーオーディオを部屋で使うには
カーオーディオならではの使い方、2組のスピーカーで音を楽しむ
動画もあります)

その他事例一覧

 

【お客様事例】McIntosh MX5000+MCC404+MPM4000

お客様より、McIntosh MX5000、MCC404、MPM4000をホームオーディオとしてご使用されるにあたり、接続方法、必要なケーブルなどについてお問合せ頂きました
top今回は、これら機器からなるMcIntoshシステムをホームオーディオとして使用するため、電源付カーオーディオケース LE802、弊社大容量ACアダプターP-12V210をご利用頂いた事例をご紹介いたします
右写真は今回の事例で用いた機器です(納品前テスト時に撮影)

はじめにこの事例で使用したMcIntosh社のMX5000、MCC404、MPM4000と、弊社電源付きカーオーディオケースLE802、12V 21AタイプACアダプター P-12V210について簡単にご説明します

MX5000
MX5000+MPM4000McIntosh社製カーオーディオ オーディオコントロールセンターです
24bit D/Aコンバータを内蔵したCDデッキとしての使用や、別売CDオートチェンジャー MCD5000と接続することにより、MX5000からMCD5000をコントロールすることができます。また、MX5000には、外部入力AUXがありますので、iPhoneやTVなどと接続してiPhoneの音楽やYoutubeの音楽、テレビの音声を楽しむこともできます
右上写真は組込み前動作確認時のMX5000(写真右)とMPM4000(写真左)です

MPM4000
同McIntosh社製 カーオーディオの周辺機器、「POWER OUTPUT METER」です
MPM4000のL/R信号入力をスピーカー端子に接続することで、「パワーアンプ部の出力電力をアナログメータで確認することができます

mcc404MCC404(右写真)
同じくMcIntosh社製のパワーアンプです
スピーカー(4Ω)を最大4台、それぞれ100Wまで駆動できます。設定によって、フロントリア左右の4CH構成はもちろん、フロント左右スピーカーのみの2CH、フロント左右スピーカー+サブウーファの3スピーカー構成等、様々なスピーカー構成を取ることができます

LE802
LE802Back弊社 市販1DINカーオーディオ用電源付カーオーディオケースです
ACアダプターが付属していますので、LE802にアンプ内蔵カーオーディオを組込み、スピーカーを繋げば、ご自宅でカーオーディオを楽しむことができます。
また、背面にサービスホール(写真奥側)がありますので、デッキタイプもご利用頂けます。今回のMX5000はデッキタイプですので、このサービスホールを使用してパワーアンプMCC404、パワーアウトプットメータMPM4000と接続しています

P12V210 P-12V210
大容量12V21AタイプのACアダプターです
PSE適合はもちろん、米国エネルギー省のLEVELⅥに対応した製品ですので、安全、低消費電力です
冷却用ファンはありませんので(ファンレス)、動作音はなく、音楽の邪魔をしません。もちろん、吸気口、排気口の掃除もありません
静かな環境でカーオーディオを楽しみたい、カーオーディオ用パワーアンプなど、静かな電源としてお使い頂く場合最適です

それでは本題に戻って・・・

McIntosh MX5000、MCC404、MPM4000をホームオーディオを使用するため、弊社でのMX5000やMPM4000の実績や、調査結果に基づき、LE802を用いた構成と、DK101をベースにした構成の2つをご提案をさせて頂きました

LEfirst右図は、お問合せ頂い後、ご提案した「LE802を用いたMcIntoshシステム構成」です(ご提案書から抜粋)
MX5000はLE802に組込み、MPM4000はLE802をベースにしたカスタムケースに組込んでいます。なお、MX5000付属DC-DCコンバータは外だしにさせて頂きました
MX5000、及びMPM4000への電源は、LE802付属ACアダプター1つで供給するようにしています
MCC404への電源は、MCC404が定格400Wであることから(100W4CH出力可能)、P-12V210を用いて供給しています。なお、P-12V210は250W(12V 21A)であるため、電力不足のように見えますが、通常音量でお聞き頂く上では問題ないと判断いたしました
DK101をベースにしたご提案では、カーオーディオ用ケースLE802を使用する以外は、ほぼ同様の構成にてご提案致しました

詳しく:MCC404への電源供給について

取扱説明書等に記載されている定格は最大定格を示しています。アンプの場合通常使用時に、この最大定格で常時動作することはまれであること、また、弊社実績として、Pioneer社 carrozeria X RS-A9X、RS-A7X や、SANSUI社 reference mark SM-A1、Pioneer社 GM-D7400などのパワーアンプ、展示機をP-12V210にて動作させている結果から通常音量であればP-12V210で問題ないと判断いたしました
なお、後述いたしますが、MX5000の組込みに際してMcIntoshシステム全体をお預かりした際、通常の音量範囲で問題無くご利用頂けることを確認しています

LEfixその後、何度かお客様とすり合わせさせて頂いた後、最終的なMcIntoshシステム構成を決定頂き、ご注文となりました
左図は最終的なMcIntoshシステム構成です(納品時に添付させて頂いたご説明資料から抜粋したものです)
はじめのご提案からの変更点としては、LE802付属ACアダプターを削除し、P-12V210(21A AC アダプター)1つでMcIntoshシステム全体(MX5000、MPM4000、MCC404)の電力を供給する構成としています。また、MPM4000はケースに入れずにそのままご利用頂くことになりました
電源以外の配線回りは、はじめのご提案と大きな変更はなく、MX5000とMCC404はPG/ON信号を接続(※1)、MX5000とMPM4000はON/イルミ信号を接続、MPM4000とMCC404はL/R信号を接続しています(※2)

※1 ON信号とは一般的にいうリモート信号です。LE802付属スイッチのON/STANDBYによりMcIntoshシステム全体をON/STANDBYにすることができます。ちなみに「ON」は車載でいうエンジンをかけた状態、「OFF」はエンジンを切った状態と考えて頂くとイメージしやすいかと思います
※2 MPM4000 アナログメータでスピーカー出力を確認するために接続する信号です。MPM4000は2CH表示のため、今回はフロント左右スピーカーに割り当てました(MCC404の出力としてはOUTPUT1,2に接続しています)

basictestご注文の後、LE802への組込みが特殊になるMX5000はじめ、機器一式を弊社までお送り頂きました

お送り頂いたMX5000をLE802に組込む前に、電源や信号回りを含めて基本的な動作を確認をいたしました。写真はその動作確認の様子です。写真右からお預かりしたMX5000、MPM4000、MCC404、そして弊社テスト用P-12V210(ACアダプター)、手前は測定器(デジタオシロ)です
この動作確認の際、弊社所有スピーカーを接続し、システム全体の消費電流を測定、P-12V210で、McIntoshシステム全体の電力供給できることを確認いたしました

一通り動作を確認したのち、お預かりしたMX5000をLE802に組込み、専用の各種電源コード、信号コードを作成、配線を行った上でMcIntoshシステム全体として組上げました

MXMPMCOde左写真はLE802に組込んだMX5000と、MPM4000、MCC404です。少し見づらいですが、LE802の奥にあるのはMX5000のDC-DCコンバータです
MCCPwrCodeMPM4000背面から出ている「白/灰色コード」は「L/R信号コード」で、MCC404のOUTPUT1-2に接続しています
同じくMPM4000背面から出ている「黄/黒/青/橙コード」は「電源関連のコード」でMX5000と接続しています
LE802背面左側からでている「赤/黒コード」はP-12V210からきているLE802用の電源コードです
左下写真は、MCC404と、McIntoshシステム全体の電力をまかなうACアダプターP-12V210です
MCC404から出ている「赤/黒コード」は「MCC404用電源コード」でP-12V210と接続しています。先にご紹介したLE802用電源コードと「コードの太さ」が異なるのは、それぞれの機器に流れる電流が異なるためです(MCC404の電流は、MX5000+MPM4000の電流に比べて大きな電流が流れるため太いコードを使っています)

電源を入れる前に、配線に誤りがないか再度確認した上で、電源を入れ正常に動作することを確認し、納品させて頂きました。ご注文、誠にありがとうございました

電匠では、お客様のご希望に合わせた「お手持ちのカーオーディオ、カーナビをご自宅で使えるシステム」をご提案しております。お気軽にお問合せ下さい

下の写真は納品前テスト中のMcIntoshシステムです。右写真 MPM4000の針が振れているのがおわかり頂けると思います

finaltest finaltest-2

 

■その他の事例

【事例】LE802 お客様事例:McIntosh MX5000の組込み
カーオーディオを部屋で使うメリット
【事例】カーオーディオ用パワーアンプを自宅で楽しむ(Pionner GM-D7400+JBL S3-1024)

事例一覧はこちら

■製品情報

本事例にて使用致しました電源付カーオーディオケースLE802、12V 21AタイプのACアダプター P-12V210の製品情報です

LE802 電源付カーオーディオケース
P12V210 12V 21AタイプACアダプター

■ご購入

LE802はアマゾン、P12V210は直販にてご購入頂けます
アマゾンにて販売中

P12V210 12V 21AタイプACアダプター

■お問合せ

製品に関するご質問やご不明な点、お持ちのカーオーディオとの接続方法など、どのようなことでも結構です。お気軽にお問合せ下さい

お問合せはこちら

 

【お客様事例】カーナビPionner AVIC-H09+AVIC-V07MD

Top

電源付カーオーディオ用配線キット DK101 をベースにカスタム対応させて頂いたお客様事例をご紹介します

今回はカーナビ、Pioneer製 サイバーナビ  AVIC-H09+AVIC-V07MDを、ミュージックサーバー、CD/DVDプレーヤーとしてご自宅で使用される事例です

(写真は弊社での納品前テストの風景)

はじめに、今回の事例で使用した機器、AVIC-V07MD+AVIC-H09、及び弊社DK101について簡単にご説明します

AVIC-H09
AVIC-H092001年にサイバーナビとして販売された機種です。AVIC-H09は、HDDナビゲーションサーバと呼ばれ、当時では珍しかったHDDを採用、1DINサイズにナビゲーションの基本ハード部分を集約した機器です。ユニットには、DVD/CDドライブを内蔵、後述のAVIC-V07MDと接続することで、カーナビはもちろん、DVD−VIDEOやCDを楽しむことができます。また、CDで再生した曲はHDDに自動的にデジタル録音(MP3)され、以降HDDから音楽を楽しむことができます(ミュージックサーバ)

AVIC-V07MD
AVIC-V07MD上記AVIC-H09とともにサイバーナビとして販売された機種、7.0型ワイドTV、MD・DSP AVパワーユニットです。1DINサイズに7.0型ワイド液晶を搭載し、TV(アナログ)を見る、MDを再生することができます。50W×4アンプを内蔵、DSP機能も実装されています。上記AVIC-H09と組合わせることで、オーディオを含めた各種機能をナビゲーションと同じユーザインターフェースで操作できます

DK101
自宅でカーオーディオを楽しむためのカーオーディオ用電源付配線キットです。DK101を用いてアンプ内蔵カーオーディオとスピーカーを接続すれば、ご自宅でカーオーディオを楽しむことができます。電源付ですので、車載バッテリーをお部屋に持ち込む必要はありません。コードの色を合わせて、ぎぼしを繋ぐだけの簡単接続です

お客様より、車で使用していたパイオニア社製 サイバーナビ、AVIC-H09+AVIC-V07MDをミュージックサーバー、CD/DVDプレーヤーとしてご自宅で使用されるにあたり、必要な部品、接続方法についてお問合せ頂きました。早速弊社にてお問合せ頂いたAVIC-H09+AVIC-V07MDについて調査させて頂き、提案書としてご回答させて頂きました

First今回のシステムでは、2台のカーオーディオを動作させる必要があることから、DK101付属ACアダプター1台では電力不足が懸念されました。特にAVIC-H09はHDDを内蔵しているため、万一HDD書込み中に電源が落ちてしまうと、最悪の場合HDDがクラッシュする可能性があります

そこで、「DK101を2台用いた構成(右図)」と、「DK101をベースに電源を強化したカスタム構成(後述)」、「電源付カーオーディオ用ケースLE802に入れる構成(電源も強化)」の3種類をご提案させて頂きました
弊社といたしましては、スイッチ一つで2台の機器のON/STANDBYを操作可能であることから、「DK101をベースに電源を強化したカスタム構成」をお薦めさせて頂きました

Lastsysその後、お客様とやりとりの中で「DK101をベースに電源を強化したカスタム構成」をご採用、ご注文頂きました。左図は最終的なシステム構成です

標準のDK101には12V/3.3AのACアダプターが付属していますが、2台のカーオーディオを動作させるため、ACアダプターを12V/5Aタイプに変更、あわせて配線回りを見直しました(一部信号線を結合するためのコードを追加しています)。なお、弊社12V/5AタイプのACアダプターは、カーショップ様の展示機用の電源としてお使い頂いている実績のあるものです

また、ご注文の際、お客様より納品後すぐに使えるよう「配線済にて納品」をご希望頂きましたので、弊社にAVIC-V07MDとAVIC-H09、付属コード一式をお送り頂きました

MeasureAmp到着後、仮組配線にて基本的な動作確認を行い、あわせて、消費電流の測定を行いました。測定の結果、通常お聞き頂く音量であれば、12V/5AタイプのACアダプターで問題が無いことを確認させて頂きました。右写真は測定中の風景です
ちなみに、同一音量で消費電流が大きかったのは、MD挿入時でした(突入電流を除く)

更に詳しく:突入電流
電源投入の際、通常動作に比べてかなり大きな電流が瞬間的に流れます。お選び頂くACアダプターによっては、この突入電流を供給できず、カーナビやカーオーディオが動作しない、動作が不安定等の症状がでる場合もあるようです

その後、納品時の配線を行った上で、納品前テストを実施し、配線済み状態にて納品させて頂きました
写真は納品前テストです。下写真右側はDVD再生中、左側はカーナビのAUXにiPhone 6Sを接続、音楽を流しているところです
下動画は、AVIC-V07MDの電源ON時に液晶画面がでてくるところです(DK101付属スイッチをON、7秒程度)

ご注文頂き誠にありがとうございました

  

 

【ご参考】

右写真はAVIC-V07MDを弊社電源付カーオーディオ用ケース、LE802に組込んだところです
AVIC-V07MDでは、電源を入れると液晶画面が出てきますが、この機器の場合は、ケースとの干渉(LE802上側フレーム部分にあたる等)はありませんでした。

■その他の事例

【事例】お客様ご使用事例(DK101+McIntosh MX5000 )
カーオーディオを部屋で使うメリット

事例一覧はこちら

■製品情報

本事例にて使用致しましたDK101と、電源付カーオーディオケースLE802の製品情報です

DK101-A/S カーオーディオ用電源付配線キット

LE802 電源付カーオーディオケース

■ご購入

アマゾンにてご購入頂けます
DK101-A :金メッキタイプ

DK101-S :錫メッキタイプ

■お問合せ

製品に関するご質問やご不明な点、お持ちのカーオーディオとの接続方法など、どのようなことでも結構です
また、電源付カーオーディオ用ケース「LE802」、電源付配線キット「DK101」、大容量12V21AタイプACアダプター「P-12V210」等を用いたカスタム対応も承っております
お気軽にお問合せ下さい

お問合せはこちら

 

【お客様事例】Pionner carrozzeria X

今回は、電源付カーオーディオケース LE802と弊社大容量ACアダプターP-12V210をご利用頂き、Pionner carrozzeria X(ODR)をご自宅で楽しまれている事例についてご紹介致しますTop

右写真は後日お客様からお送り頂いたcarrozzeria Xシステムです

Pioneer carrozzeria Xは、Optical Digital Reference(ODR)思想に基づいた製品群です

今回の事例でお客様がご使用になられる機器は、CDデッキのRS-DX7Ⅲ、その周辺機器のCD-7X、デジタルインテグレーションアンプのRS-9Xと、デジタルパワーアンプRS-7Xの2台、スピーカーはTS-Z1000RS等とのことでした

web2はじめにお問合せ頂いたのは、Pioneer carrozzeria Xをご自宅で使用したい。carrozzeria Xの構成製品であるRS-DX7Ⅲ を弊社製品 電源付カーオーディオケース LE802に入れて使用できるかとのことでした

早速弊社にてRS-DX7Ⅲを調査したところ、取扱説明書には最大消費電流4.0Aとの記載がありましたが、通常ご自宅でご利用頂く上で付属ACアダプターで問題なく使用できることを含めて、LE802に入れてお楽しみ頂けることをご回答させて頂きました

その後、お客様とのやりとりの中で、RS-DX7Ⅲの周辺機器であるCD-7Xのご使用や、パワーアンプ(RS-A9X、RS-A7X)の電源の課題についてもご相談頂きました

LE802-C01CD-7XはUSB/iPod用トランスポートという製品で、RS-DX7Ⅲに接続することで、USBメモリやiPod等の音楽をRS-DX7Ⅲで楽しめる機器です

CD-7Xを使用するに際し、サイズの制限から、RS-DX7Ⅲを入れたLE802に組込むことができないため、お客様にはケースに入れずにCD-7Xをそのまま外に置くご提案と、LE802を改造し、LE802と同等のカスタムケースにCD-7Xを組込むご提案をさせて頂きました
ご提案したカスタムケースは、カーオーディオ用の開口部と、電源スイッチがないフロントパネルに変更し、背面はLE802リアパネルそのままで、スピーカー端子などの各種部品を取り除いたケースです(右図はご提案資料の抜粋)。電源についてはRS-DX7Ⅲを組込んだLE802から供給する方式としています

DualACAdpRS-A9X、RS-A7Xパワーアンプの電源については、安定化電源を用いた電源供給をご検討されていましたが、冷却用ファンの音が課題とのことから、展示機の電源として使用実績のある、弊社大容量ACアダプター P-12V210(12V/21A 250W)をご紹介させて頂きました
なお、お客様がお持ちのパワーアンプは、前述の通り、RS-A9Xが1台と、RS-A7Xが2台。スピーカーはTS-Z1000RSと他スピーカーを音域毎にパワーアンプに接続されるとのことでした
そこで、アンプの取扱説明書や展示機での動作実績などから、消費電流を推測した上で、ACアダプター P-12V210を2台を用いる構成をご提案させて頂きました(左図はご提案資料の抜粋※)
※図ではIPBUSと光デジタルを一本で表現していますが、正確にはIPBUSはアンプ間をデイジーチェーンで、光デジタルはRS-9Xから各アンプに接続する形になります

お客様にてご検討頂いた結果、RS-DX7ⅢをLE802に、CD-7Xをカスタムケースに組込み、パワーアンプの電源については、弊社の大容量ACアダプターをご使用頂けることになりました。あわせて、各ケースにはガラス調天板LJ08と、RS-DX7Ⅲと、CD-7Xのケースへの組込みサービスもご利用頂きました

最終的な carrozzeria X(ODR) システムの構成、配線は下図の通りです

System

右写真はLE802と、カスタムケースに入れたRS-DX7III(写真右)とCD-7X(写真左)を接続したところですConnect

RS-DX7IIIを組込んだLE802から、CD-7X、及びアンプへのIP BUS(黒太コード)、光デジタル(青コード)をLE802背面のサービスホールをから出しています
CD-7Xを組込んだカスタムケースからは、USB/iPodと接続するためのUSB延長ケーブルを出しています

CD-7Xの電源については、RS-DX7Ⅲを入れたLE802から供給、つまりRS-DX7IIIとCD-7Xは同一電源としています。写真黄コード、黒細コードがCD-7Xに電源を供給するラインです
なお、アースコードに未接続のぎぼし端子がありますが、パワーアンプで使用するACアダプター2つとLE802付属ACアダプターのGNDを共通にするための接続口です

DoubleLE802左写真はRS-DX7IIIを組込んだLE802(写真右)と、CD-7Xを組込んだLE802-C01(写真左)の正面写真です
※ガラス調天板は弊社デモ用を使用

組込み後の最終動作確認の際、RS-DX7IIIと、CD-7Xを接続した状態で、機器の消費電流の測定をしたところ、待機時(LE802 スイッチOFF)では20mA程度、CD再生、及びiPhone再生中ともに0.9Aでした。消費電流が一番高かった「CD挿入時」でも、1.6Aと LE802付属ACアダプターで十分電力が供給できることを確認しました

ACAdpt-RS-9X7Xアンプの電源については、TS-Z1000RSを駆動するRS-A9XとRS-A7Xの2つのアンプを1つのACアダプターで、その他スピーカーを接続するRS-A7Xをもう1つのACアダプターで電力供給しています

写真はRS-A9XとRS-A7X 2つのアンプに電源を供給するACアダプターです(電源コードが2本)。通常のACアダプターと比較して、サイズ、質量は220 x 95 x 46(mm)、1.3kgと大きめですが、冷却用のファンがないため動作音はなく、音楽の邪魔をしません

all納品後、お客様からご連絡を頂き、またあわせてお写真もお送り頂きました

右写真は carrozzeria X(ODR)システム全体です。下にもお送りいただいた写真を何枚か掲載させて頂きました

またお送りいただいたメールでは、車で聴くよりもいい音で鳴り感動されているとのこと、また弊社製品に関しても、電源は静かで、コンパクトで良いこと、ケースの作りが良好などメーカー冥利に尽きるたくさんのお言葉を頂きました

最後に弊社製品をご購入いただき、また弊社WEBサイトへの事例掲載にご快諾、お写真をお送り頂きましたS様、誠にありがとうございました

topbview Pwr web2

■その他の事例

【事例】LE802 お客様事例:McIntosh MX5000の組込み
カーオーディオを部屋で使うメリット
【事例】カーオーディオ用パワーアンプを自宅で楽しむ(Pionner GM-D7400+JBL S3-1024)

事例一覧はこちら

■製品情報

本事例にて使用致しました電源付カーオーディオケースLE802、12V 21AタイプのACアダプター P-12V210の製品情報です

LE802 電源付カーオーディオケース
P12V210 12V 21AタイプACアダプター

■ご購入

LE802はアマゾン、P12V210は直販にてご購入頂けます
アマゾンにて販売中

P12V210 12V 21AタイプACアダプター

■お問合せ

製品に関するご質問やご不明な点、お持ちのカーオーディオとの接続方法など、どのようなことでも結構です。
お気軽にお問合せ下さい。

お問合せはこちら

 

【事例】カーオーディオ用パワーアンプを自宅で楽しむ(Pionner GM-D7400+JBL S3-1024)

topPics車で使っていたカーオーディオや、パワーアンプ、サブウーファー。押し入れに眠っていませんか?

この事例では、Pionner社製パワーアンプ GM-D7400に、JBL社 S3-1024サブウーファーを接続し、CD-45zとともに、部屋で楽しむ事例をご紹介します。音楽はiPhone 6Sで再生しています
なお、本事例では、パワーアンプを弊社大容量ACアダプターP-12V210(12V/21A 250W)にて動作させています

※サブウーファーの位置は説明のため移動しています
※大容量ACアダプター P12V210はまもなく販売を開始します

この事例で使用した機器は以下の通りです

【使用機器】

Le802+cd45z カーオーディオ:CD-45z+LE802
Nakamichi製 アンプ内蔵のCDレシーバーです
弊社カーオーディオ用ケースLE802に入れています。CD-45zはアンプを内蔵しているので直接スピーカーを駆動できますが、今回はGM-D7400を使ってスピーカーを駆動しています

スマートフォン:iPhone 6S
Apple社 iPhone6S、音楽のソースとして使用しています
ACadp_GM-D7400-2
パワーアンプ:GM-D7400
Pionner製 ブリッジャブル・パワーアンプです。最大出力200W×4、定格出力33.5A。今回は2CH+1CH構成で使用しています(2CH:フルレンジ、1CH:サブウーファースピーカーを接続)

大容量ACアダプタ:P-12V210
12V/21A(250W)の出力ができる大容量ACアダプターです。今回パワーアンプの電源として使用しています。もちろんファンレス、音の邪魔をしません。PSEに適合、Energy Efficiency LEVEL Ⅵ対応です

Speakers サブウーファー:S3-1024
JBL製 10インチ サブウーファーです。定格450W 2Ω/4Ω切換可能、市販エンクロージャーに入れ、インピーダンス4Ω設定で使用しています

フルレンジスピーカー:SP-EXAR3
VICTOR社製ウッドコーンスピーカーです。ミニコンポに付属していたスピーカーを活用しています

▼PR:パワーアンプ
▼PR:サブウーファー

接続について

kousei各機器の接続についてご説明します(右図)。なお、機器の詳細な接続方法については、機器の取扱説明書をご覧下さい

LE802へのCD-45zの組込み
CD-45zを弊社製品電源付カーオーディオケースLE802に組込んでいます
CD-45zへの電源供給はLE802付属のACアダプター(12V/3.3A)にて行っています。CD-45zから出るRCA等の各種コードはLE802背面にあるサービスホールを通しています

■CD-45zとGM-D7400の接続
CD-45zにはPre-out FRONT/REAR出力があります。RCAコードを用いて、このPre-out FRONT/REARをGM-D7400のINPUT CH-A/Bに接続しています
また、LE802の電源スイッチとGM-D7400を連動させるため、CD-45zのRemote信号をGM-D7400のRemote端子に入れています※
※LE802フロントパネルにあるスイッチを入れると、CD-45zとGM-D7400が立ち上がります

■CD-45zとiPhoneの接続
ステレオミニジャック→RCA変換ケーブルを用いて、iPhone 6sのヘッドフォンジャックとCD-45zのAUX-INと接続しています

ACadp_GM-D7400■GM-D7400とスピーカーの接続
フルレンジスピーカーSP-EXAR3と、サブウーファーJBL S3-1024を3チャンネル構成で接続しています。SP-EXAR3はGM-D7400のCH-Aに、サブウーファーのJBL S3-1024はCH-Bにモノラル出力として接続しています

■GM-D7400とP-12V210との接続
GM-D7400の電源端子の「+」にACアダプターの赤コード(+12V)を、「-」に黒コード(GND)を接続しています。GM-D7400電源端子のリモートには「CD-45zとGM-D7400の接続」で述べたリモートコードを接続しています
また、この事例ではCD-45z用のACアダプター(LE802付属)と、GM-D7400用のACアダプター(P12V210)が異なっています。これら2つのACアダプターのGNDを共通にするため、LE802のアースと、GM-D7400の「-」を接続しています

パワーアンプの設定について

サブウーファー JBL S3-1024の周波数特性は30Hz~175Hz(仕様から)。S3-1024を接続したCH-B側にGM-D7400のLPF(ローパスフィルター)を設定、カットオフ周波数を200Hz付近に設定しました

 

電源を入れ音楽を楽しむ

LE802のスイッチをONにするとCD-45z、GM-D7400の電源がはいります
CD-45zのソースをAUXにし、接続したiPhoneで音楽を再生するとスピーカーから音が流れます
実際に動作している動画もあわせてご覧下さい

■補足:消費電流について
今回の構成において、最大音量Vol:60の時、アンプの瞬間最大消費電流は15Aでした。この消費電流は、使用する機器だけでなく、音量や再生する音楽等でも大きく変わります。たとえば、最大音量から少し音量を下げ、Vol:50にするとアンプの最大消費電流は3A程度まで下がりました

■その他の事例

【事例】LE802 お客様事例:McIntosh MX5000の組込み
【解説】デッキタイプカーオーディオをPCスピーカーで楽しむ(CD-700II+GX-70AX)

事例一覧はこちら

■製品情報

本事例にて使用致しましたLE802と、カーオーディオ用配線キットDK101の製品情報です

LE802 電源付カーオーディオケース

DK101-A/S カーオーディオ用電源付配線キット

P12V210 12V21AタイプACアダプター(準備中)

■ご購入

アマゾンにてご購入頂けます

LE802 アマゾンにて販売中

■お問合せ

製品に関するご質問やご不明な点、お持ちのカーオーディオとの接続方法など、どのようなことでも結構です。
お気軽にお問合せ下さい。

お問合せはこちら

 

【事例】純正カーオーディオを自宅で使う

■はじめに

Genuine_audios先日、お客様よりお持ちの「国産車の純正カーステレオ」を部屋でご使用されたいとお問合せ頂きました

そこで今回は、DK101を用いて、国産車の純正カーオーディオ(以降純正カーオーディオ)を、自宅で使う方法について解説いたします
写真右側はマツダロードスター 純正オプションのカーオーディオBOSE、左側はダイハツ車の純正カーオーディオです。この解説ではマツダ純正カーオーディオ BOSEを例にとりながらご説明します

■純正カーオーディオについて

Pwrcode多くの市販カーオーディオでは、電源やスピーカー等を繋ぐためのぎぼし端子付きのコード(右写真、電源コードと呼ばれます)が付属しています
DK101やLE802を用いて、家でカーコンポを聞く時には、この電源コードを介して、カーステレオに電源を供給し、スピーカーと接続します
写真は市販カーオーディオと、付属している電源コードの例です。写真上にあるコネクタをカーオーディオ本体に接続して使用します
電源コードからは、電源関連コード(画面右側)、スピーカー関連コード(画面左側)、その他コード(画面中央)が出ています

boseBack一方、純正カーオーディオには、前述の市販カーオーディオのように「電源コード」は付属せず、カーオーディオ本体背面に「コネクタのメス」だけが用意されています
左写真はマツダ車純正カーオーディオ BOSEの背面です。このカーオーディオの場合、背面左側に24ピンのメスコネクタがついています(矢印部分)
純正カーオーディオには市販カーオーディオと違って、ぎぼし端子がついた電源コードが付属していないため、そのままではカーオーディオに電源を供給したり、スピーカーと接続することができません

bose-3そこで、市販されている「純正カーオーディオ変換コネクター」(逆カプラや逆ハーネス、ステレオ変換コネクタとも言われています)を使用します
右写真は、マツダ車純正カーオーディオ BOSEに、市販の純正カーオーディオ変換コネクター(24ピン)を使用したところです
市販カーオーディオと同じように、純正カーオーディオから電源やスピーカーコードを出すことができます。これらコードを使って、電源の供給とスピーカーの接続を行うことができます

ご参考:純正オーディオ変換コネクター

Daihatsu-2 純正カーオーディオ変換コネクターは、カーメーカーだけでなく、カーオーディオの機種によっても、形状やピン数が異なります
たとえば、ダイハツ車純正カーオーディオのコネクタは、マツダ車と違って右写真のように10ピンと6ピンの2コネクタになります。また、同じマツダ車でもカーオーディオの機種によって24ピンではなく、12ピンと8ピンの2コネクタを使用する場合もあります
純正オーディオ変換コネクターを利用する場合は、「必ずお手持ちのカーオーディオにあったもの」をお選び下さい。詳細は純正カーオーディオ変換コネクターメーカーにお問合せ下さい
なお、外車の純正カーオーディオについても、当該カーオーディオの「純正オーディオ変換コネクター」を入手することができれば、ご利用頂くことが可能です

■純正カーオーディオ変換コネクターを用いた接続例

connetここでは、純正カーオーディオ変換コネクターを用いて、純正カーオーディオとDK101の接続方法をご説明します。なお、この例ではマツダ純正カーオーディオ BOSEを使用しています

右図は、純正カーオーディオ変換コネクターを用いた「DK101」と「純正カーオーディオ」の接続図です
図左側が「純正カーオーディオ」、真ん中が「純正カーオーディオ変換コネクター」、右側に「DK101」と、接続する「スピーカー」です

■純正カーオーディオ変換コネクターとDK101の配線を配線する

はじめに、純正カーオーディオ変換コネクターとDK101の配線を行います
接続するコードはスピーカーコードと電源関連コードです

まずはスピーカーコードの接続からご説明します
接続するスピーカーコードは全部で8本、紫、緑、白、灰色のコードで、それぞれ「+」と「-」があります。これら8本のコードを「DK101のスピーカー端子」と接続します。接続方法は簡単、同じ色のコードの「ぎぼしのオスとメス」を繋ぐだけです。なお、各コードの色は以下を示しています

白:フロント左スピーカー(+/-)、灰:フロント右スピーカー(+/-)
緑:リア左スピーカー(+/-)、  紫:リア右スピーカー(+/-)

次に、電源関連コードの接続についてです
電源関連コードは黄(BATT)と赤(ACC)、そして黒(アース)の3本です。黄、赤コードは、スピーカーコードと同様、DK101のスイッチ付コードの色と合わせてぎぼし端子を繋ぐだけです

アースコードは、DK101に付属しているネジを用いて、DK101の「アースコードのクワ端子」と、純正カーオーディオ変換コネクターから出ている「アースコードのクワ端子」を、カーオーディオ本体で「共締め」します

上記以外のコード、例えば、イルミコード(橙)やリモートコード(青)は接続しません
なお、接続方法の詳細についてはDK101の取扱説明書を参照して下さい

DK+bose■コネクターを接続する

DK101と純正カーオーディオ変換コネクターの接続が終わったら、次に純正カーオーディオと純正カーオーディオ変換コネクターを接続します
純正カーオーディオ背面にある「メスコネクタ」に、純正カーオーディオ変換コネクターの「オスコネクター」を差し込みます

■スピーカーを接続する

お手持ちのスピーカーをDK101の「スピーカー端子」に接続します
スピーカーのプラスケーブルをDK101 スピーカー端子の赤に、マイナスケーブルを黒に接続します。なお、上の写真では2組のスピーカーを接続しています

■ACアダプターを接続し、カーオーディオを楽しむ

bose-4配線に誤りがないことを確認した上で、ACアダプターを接続し、ACアダプターをコンセントに差します。DK101のスイッチをONにすると、カーオーディオの電源が入ります。カーオーディオの必要な初期設定を行った後、カーオーディオを楽しむことができます。使わない時はDK101のスイッチをOFFにします(ACアダプターをコンセントにさしていれば設定した内容は保持されます)
右写真はマツダ純正カーオーディオ BOSEを動作させている様子です。写真ではわかりにくいですが、サンスイα-s9とVICTOR SP-EXAR3の2組のスピーカーを接続しています

※カーオーディオの初期設定については、お手持ちのカーオーディオの取扱説明書等を参照して下さい

■まとめ

DK101を用いて、国産車 純正カーオーディオを家で楽しむ方法について解説いたしました
純正カーオーディオには「電源コードが付属していない」ため、市販されている「純正カーオーディオ変換コネクター」を使うことにより、DK101を用いて、純正カーオーディオが部屋で使えること、またその配線方法ついてご説明しました
また、「純正カーオーディオ変換コネクター」はカーメーカーだけでなく、カーオーディオの機種毎に異なるため、使用する純正カーオーディオにあった変換コネクタが必要であることをご説明しました

■事例

他にも解説やお客様ご使用事例があります。是非ご覧下さい。

カーオーディオを部屋で使うには
カーオーディオならではの使い方、2組のスピーカーで音を楽しむ
動画もあります)

その他事例一覧

 

■弊社製品のご紹介

NakamichiCD700II+DK101 カーオーディオ用電源付配線キット DK101

カーオーディオを家で楽しむための電源付配線キットです
配線キットですので、1DINサイズはもちろん、2DINサイズも使用することができます。コードの色を合わせて接続するだけの簡単接続、スピーカー端子、電源も付属していますので、すぐに室内でカーオーディオを楽しむことができます

DK101 詳細についてはこちら
※写真はご使用イメージです
ナカミチ CD700IIをホームオーディオ(サンスイ)に接続しています


【お客様事例】McIntosh MPM4000

MPM4000Top電源付カーオーディオ用配線キット DK101 をご利用頂いたお客様のご使用事例についてご紹介いたします
今回はMcIntosh MPM4000をホームオーディオに接続する事例です

お客様より、McIntosh MPM4000をホームオーディオと接続して、ご自宅で使用したい。弊社製品DK101(電源付配線キット)で使用することができるかとお問合せ頂きました

MPM4000はカーオーディオ用周辺機器であるため、電源については弊社DK101が使用できることをお伝えした上で、お持ちのMPM4000、取扱説明書などを参照させて頂きながら、ホームオーディオと接続、使用できるか確認させて頂くことが可能とご回答差し上げ、早速、弊社までご足労頂けることになりました

写真はLE802に入れたナカミチCD 45-zに、MPM4000を接続、動作させているところです

▼PR:McIntosh関連製品

MPM4000-1はじめに、マッキントッシュ MPM4000について簡単にご説明します

MPM4000はMcIntosh カーオーディオ用の周辺機器、「POWER OUTPUT METER」で、「パワーアンプ部の出力電力をアナログメータで確認することができる製品」です(MPM4000には、再生機能はなく、アンプも内蔵していないため、単体で音を出すことはできない製品です)
接続方法は、DC12V電源をMPM4000に与えた上で、MPM4000のL/R信号コードをスピーカーの出力端子に接続します(右下配線図)

HAconnect

DK101を用いて、MPM4000をホームオーディオと接続して使用する場合は、以下のように接続します

電源関連のコードは、MPM4000の「イルミ電源コード」と「アンプリモートコード」を、DK101の「ACCコード」と接続します
これらコードの接続に際しては、DK101の「ACCコードを2分岐」するか、MPM4000の「イルミ電源コード」と「アンプリモートコード」を接続した上で、DK101の「ACCコード」に接続します
アースコード、及びバックアップコードは通常の接続方法と同じです

MPM4000+DK101MPM4000から出ているL/R信号コードは、コードにぎぼし端子がついているため、直接ホームオーディオに接続することはできません。そこで、図のようにDK101付属のスピーカー端子を仲介させてホームオーディオのアンプ側と接続します
なお、DK101のスピーカー端子との接続において、MPM4000のぎぼし端子の「オス・メス」が逆になっているため、極性を反転して接続する必要があります

これら接続方法をまとめたものが下表です。
上写真はMPM4000とDK101を接続したものです

MPM4000コード DK101コード 備考
アースコード(黒) アースコード(黒) MPM4000筐体で共締め
バックアップコード(黄) BATTコード(黄)  色を合わせて接続
イルミ電源コード
(橙/白)
ACCコード(赤) DK101側のACCコードを
二股に分ける、あるいは
イルミ電源コードとアンプ
リモートコードを接続した上で
ACCコードに接続する
MPM4000フロントパネルの
「McIntosh」の文字を消灯する
場合は、イルミコードを
「未接続」にする
アンプリモートコード
(青/白)
ACCコード(赤)
L信号+コード(白) フロントL-コード(白/黒) 極性(+/-)が逆ですが
問題ありません(※)
L信号-コード(白/黒) フロントL+コード(白)
R信号+コード(灰) フロントR-コード(灰/黒)
R信号-コード(灰/黒) フロントR+コード(灰)

上記接続方法にて、MPM4000と弊社デモ機のDK101、オーディオを接続し、ご来店頂きましたお客様とともにMPM4000のVUメータが振れ、イルミネーションが点灯することを確認いたしました
web_teacmpm4000お客様には大変喜んで頂けました

その後、弊社にてMPM4000をお預かりし、DK101と接続、動作確認をした上でweb_mundmpm4000お客様にお送りさせて頂きました

後日お客様より、ホームオーディオに接続され、楽しまれているとのご連絡を頂きました
また、お客様よりMPM4000の事例として、弊社WEBページへの掲載をご快諾頂きました

写真は、お客様よりお送り頂きました「MPM4000とTEAC + JBL(上)」を、また「MPM4000とGOLDMUND + DENON + DALI(下)」に接続されている写真です
バランスなどから「TEAC+JBL」のシステムにてご利用されているとのことでした
T様、誠にありがとうございました

※更に詳しく:極性について

オーディオ信号はスピーカー端子で見ると交流信号になっています
この交流信号をこのままメーターにつなぐと針が全く振れません。これは、針が右に振れようとした次の瞬間、信号の極性が反転してしまい、今度は針が左に振れようとするためです。すなわち、平均すると針を振らせようとする力が相殺されてしまうので、針が振れません
そこでオーディオパワーメーター装置では、この信号うち針を右に振らせようとする信号だけに反応するような回路を組み込み、メーターが振れるように作られています
オーディオ信号は、平均的には必ず正負が同等になりますので、電線の接続で正負を反転してもメーターの振れには何の影響もないのです

LE802withMPM4000-1左写真は、ご参考として、MPM4000を弊社電源付カーオーディオ用ケース LE802に組込み、ホームオーディオと接続した例です
使用機器は、ナカミチ CD-45z(デッキとして使用)、MPM4000、アンプはサンスイ α-9です
接続方法は、ナカミチ CD-45zのPRE-OUTをサンスイのCD(LINE-IN)に接続、MPM4000はLE802の背面スピーカー端子を経由してアンプのスピーカー端子に接続しています

■その他の事例

【事例】お客様ご使用事例(DK101+McIntosh MX5000 )
カーオーディオを部屋で使うメリット

事例一覧はこちら

■製品情報

本事例にて使用致しましたDK101と、電源付カーオーディオケースLE802の製品情報です

DK101-A/S カーオーディオ用電源付配線キット

LE802 電源付カーオーディオケース

■ご購入

アマゾンにてご購入頂けます
DK101-A :金メッキタイプ

DK101-S :錫メッキタイプ

■お問合せ

製品に関するご質問やご不明な点、お持ちのカーオーディオとの接続方法など、どのようなことでも結構です。
お気軽にお問合せ下さい。

お問合せはこちら

 

【事例】McIntosh MPM4000を部屋で楽しむ

LE802+MPM4000-Top1先日、お客様事例として、カーオーディオ用配線キット DK101とMcIntosh MPM4000を接続し、お楽しみ頂いている事例を掲載させて頂きました。

今回は、そのお客様よりお借りしたカーオーディオ用パワーアウトプットメータ McIntosh MPM4000を弊社製品「LE802」に組込み、ホームオーディオと接続する事例をご紹介します

左の写真はMPM4000をLE802に組込みホームオーディオと接続している写真です。右下の写真はMcIntosh MPM4000です

▼PR:McIntosh関連製品

MPM4000-1はじめに、マッキントッシュ MPM4000とLE802について簡単にご説明します

MPM4000はMcIntosh カーオーディオ用の周辺機器、「POWER OUTPUT METER」で、「パワーアンプ部の出力電力をアナログメータで確認することができる製品」です(MPM4000に再生機能はなく、アンプも内蔵していないため、単体で音を出すことはできない製品です)

LE802は市販1DINサイズ用電源付カーオーディオケースです。LE802にカーオーディオを入れれば、部屋でカーオーディオを楽しむことができます。電源付ですので、車載バッテリーを家に持ち込む必要はありません

MPM4000を家で使用する場合は、MPM4000にDC12V電源を与えた上で、MPM4000のL/R信号コードを、アンプスピーカーの出力端子に接続します。すると、出力電力に応じてアナログメータが動作します。下図はLE802にMPM4000を組込み、ホームオーディオのアンプ(スピーカー出力端子)と接続した図です

HAconnect

■LE802にMPM4000を組込む

MPM4000fig-1MPM4000は通常のカーオーディオと異なり、図のように本体の幅、高さともに1DINサイズですが、フロントパネル部分が1DINサイズの幅、高さを超えています(右図中 緑矢印部分)
また、通常のカーオーディオと比べると、奥行きも浅く、MPM4000を固定するネジ穴も左右に1箇所ずつになっています(橙矢印部分、通常のカーオーディオは複数)

このため、LE802に組込む際には、通常の市販1DINサイズカーオーディオとは異なる組込み手順、具体的にはLE802のフロントパネルを外してMPM4000を組込んだ上で、配線することになります

0-Flame○LE802のフロントパネルを外す

右図のように、LE802の天板を外した後、上フレームの固定ネジを外して、上フレームを外します
そして、LE802のフロントパネル数mmほど上に持ち上げ、フロントパネルを下フレームの溝から外した上で手前に引き、フロントパネルを外します。このとき、スイッチとスイッチの配線は外しません

○MPM4000にLE802のフロントパネルと固定金具をつける

MPM+FPanel-1取り外したLE802のフロントパネルを左写真のように、MPM4000の背面から差し込みます(固定はしません)
差し込む際、LE802のスイッチとその配線はつけたまま作業となりますので、フロントパネルは強く引っ張らないよう注意して下さい

パネルを取付けたら、次に固定金具をMPM4000に取付けます。使用するネジはLE802付属のM5ネジです
前述のようにMPM4000は側面に固定用ネジ穴が一つであるため、左写真のように1つのネジで固定金具を固定します。固定金具を取付けの際には、水平になるように注意して下さい(1cm以上の厚みがある台の上に載せると作業しやすいです)

○MPM4000をLE802に組込む

フロントパネルと、固定金具を取付けたMPM4000を少し浮かせた状態でLE802のフロント側からMPM4000を入れ、固定金具の穴がLE802底板から出ているボスに入るようにします。あわせて、フロントパネルをLE802の下フレームの溝に落とします。
なお、この時点では固定金具をナットで固定しません(後述のアース配線を行うため)

○LE802とMPM4000を配線する

LE802とMPM4000の配線は、「電源関連のコード」と「L/R信号コード」です

MPM+connect-1電源関連のコードで配線するものは、「イルミ電源コード(橙/白)」、「アンプリモートコード(青/白)」、「バックアップコード(黄)」、「アースコード(黒)」の4種類です

「イルミ電源コード」と「アンプリモートコード」は、LE802の「ACCコード」と接続します。写真のように、MPM4000は「イルミ電源コード」と「アンプリモートコード」が二股に分かれています。この「イルミコード」と「アンプリモートコード」を接続した上で、「ACCコード」と接続します
バックアップコードは、LE802のBATコード(黄)と接続します。
なお、LE802とMPM4000の「アースコード」は、後述するLE802とMPM4000を固定する際に、あわせてLE802の固定金具に共締めします

次に、「L/R信号コード」を接続します。「L/R信号コード」には白コード2本、灰コード2本があります。LE802スピーカー端子から出ているコードの色と合わせて接続します。接続する際、MPM4000のぎぼし端子の「オス・メス」が逆になっています。このため、極性を反転して接続します
なお、LE802にある「緑コード」、「紫コード」とは接続しません

MPM+connect-2

これら接続方法をまとめたものが下表です

MPM4000コード LE801コード 備考
アースコード(黒) アースコード(黒) 固定金具と共締め
バックアップコード(黄) BATTコード(黄)  色を合わせて接続
イルミ電源コード
(橙/白)
ACCコード(赤) イルミ電源コードとアンプ
リモートコードを接続した上で
ACCコードに接続する
MPM4000フロントパネルの
「McIntosh」の文字を消灯する
場合は、イルミコードを
「未接続」にする
アンプリモートコード
(青/白)
ACCコード(赤)
L信号+コード(白) フロントL-コード(白/黒) 極性(+/-)が逆ですが
問題ありません(※)
L信号-コード(白/黒) フロントL+コード(白)
R信号+コード(灰) フロントR-コード(灰/黒)
R信号-コード(灰/黒) フロントR+コード(灰)

 

LE802とMPM4000を固定する

MPM4000を前後に動かし、位置を調整した上で固定金具をLE802付属のワッシャーとナットで固定します。このとき、MPM4000とLE802のアースコードを共締めします

○上フレームと天板を取付ける

最初に外した上フレームと天板を取付けて完成です

MPM+LE802

McIntosh MPM4000をお貸し頂きましたT様、誠にありがとうございました
なお、弊社製品 DK101を用いてMPM4000をご利用頂いている事例は以下です

お客様ご使用事例(DK101+McIntosh MPM4000 )

※更に詳しく:極性について

オーディオ信号はスピーカー端子で見ると交流信号になっています
この交流信号をこのままメーターにつなぐと針が全く振れません。これは、針が右に振れようとした次の瞬間、信号の極性が反転してしまい、今度は針が左に振れようとするためです。すなわち、平均すると針を振らせようとする力が相殺されてしまうので、針が振れません
そこでオーディオパワーメーター装置では、この信号うち針を右に振らせようとする信号だけに反応するような回路を組み込み、メーターが振れるように作られています
オーディオ信号は、平均的には必ず正負が同等になりますので、電線の接続で正負を反転してもメーターの振れには何の影響もないのです

■動画

MPM4000をホームオーディオに接続、動作させている動画です

■その他の事例

【事例】お客様ご使用事例(DK101+McIntosh MX5000 )
カーオーディオを部屋で使うメリット

事例一覧はこちら

■製品情報

本事例にて使用致しましたLE802と、カーオーディオ用配線キットDK101の製品情報です

LE802 電源付カーオーディオケース

DK101-A/S カーオーディオ用電源付配線キット

■ご購入

アマゾンにてご購入頂けます

アマゾンにて販売中

■お問合せ

製品に関するご質問やご不明な点、お持ちのカーオーディオとの接続方法など、どのようなことでも結構です。
お気軽にお問合せ下さい。

お問合せはこちら